甲信越エリア航空無線周波数一覧
甲信越の空港で使われている航空無線(エアバンド)の周波数です。空港ごとに「まず聞くならこれ」を上に置き、その下は出発・到着の流れの順(地上→滑走路→空)に並べています。管制などの周波数は、国土交通省航空局のAIP(航空路誌)で確かめたものです。
※掲載している情報の引用元はページ下部に掲載しております。
この一覧の見方
- 主 …AIPで主(Primary)とされている周波数。迷ったらまずこれを聞いてください。主で聞こえないときは、同じ業務のほかの周波数も試してください。
- 時間はすべて日本時間です。空港の名前の下に、その空港の運用時間を書いています。業務によって時間が違うものは、その業務のところに書いています。
- 周波数の横の小さな文字は、その周波数が受け持つ区域・高さなどです(AIPに書いてあるもの)。
- 空港から離れた上空の管制(航空路の管制)の周波数は、ページの最後の「甲信越の上空」にまとめています。
- 確かめたAIP:2026年10月1日発効分・10月29日発効分(2026年10月19日確認。区域・上空は2026年10月20日確認)
新潟空港RJSN / KIJ
運用時間:7:30〜21:30
AIPに載っているのはATIS・TWR・DEP・APPで、GND(地上走行)の周波数はありません。
まず聞くならこれ
「主」はAIPで主(Primary)とされている周波数です。DEPは 119.050 だけ、APPは 121.400 だけです。
新潟の使い分け(AIPより)
- 118.000MHz空港から半径5NM(約9km)・3,000フィート以下
- 126.200MHz同じ空域。多くの空港で共通に使う周波数
- 121.400MHz新潟に着陸する機(どの進入図もこの周波数)
- 119.050MHz出発する機(DEP)
新潟進入管制区は、新潟VORTACを中心に、西側(佐渡島の側)は半径50NM(約93km)、北・東・南側は半径30NM(約56km)(ところどころに切り込みあり)の空域です。上の限りは、佐渡島のある北西側が FL140、南東側が 8,000フィートです。国土交通省のAIPに書いてある使い分けです。実際の運用では、管制の指示で違う周波数になることがあります。
- 出発ATIS→TWR→DEP
- 到着ATIS→APP→TWR
切り替えのおおまかな順番です(一般的な例)。実際は管制の指示で切り替わります。
すべての周波数を見る(5個)
地上で(出発の前・到着のあと)
- 128.450MHz
滑走路で(離陸・着陸)
- 118.000MHz主新潟管制圏(半径5NM〈約9km〉・3,000フィート以下)
- 126.200MHz多くの空港で共通に使う周波数
空で(出発・到着)
- 119.050MHz新潟を出発する機(新潟進入管制区の中)
- 121.400MHz新潟に着陸する機・進入をやり直したあと
松本空港(AFIS)
管制(TWR)の周波数はAIPになく、AFIS(飛行場対空援助)で飛行場の情報を伝えています。AFISは新千歳空港事務所が運用しています(AIPによる)。空港に着陸する、または空港のまわり(とくに北側)を飛ぶ有視界飛行(VFR)の機は、交通情報を得るため、少なくとも15NM(約28km)手前から松本レディオに連絡することがすすめられています(AIPによる)。運用時間(日本時間)に注意してください。
松本空港(信州まつもと空港)RJAF / MMJ
- 業務
- 飛行場対空援助・Matsumoto Radio
- 時間
- 8:30〜19:00
- 区域
- 空港から半径5NM(9km)・5,000フィート以下(松本情報圏)
- 進入
- 計器進入で降りる機は神戸コントロール(Kobe Control)132.450 MHz・125.600 MHz が受け持つ(AIPの進入図による)
甲信越の上空(航空路の管制)
空港から離れて高い空を飛ぶ機は、管制部(東京・福岡・神戸コントロール)と交信します。空はいくつもの区域(セクター)に分かれていて、区域ごとに周波数が違います。セクターの記号(T33など)はAIPのもの、かっこの中の説明は、運営者がAIPの図をもとに付けたものです。2026年10月29日発効分のAIPで確認しています。


- 132.300MHzFL335より下
- 123.775MHz予備(Secondary)
- 127.650MHz予備(Secondary)
- 124.100MHzFL355より下(群馬・栃木・福島側の区域はFL335より下)
- 127.650MHz予備(Secondary)
- 132.450MHzFL335より下
- 126.100MHz予備(Secondary)
- 120.500MHzFL335より下(長野県南部の阿智のあたりはFL195より下、長野・愛知・静岡の県境に近い細い区域はFL215より下)
- 128.325MHz予備(Secondary)
- 123.900MHzFL335より下(阿智のあたりはFL195以上・FL335より下)
- 126.100MHz予備(Secondary)
- 132.100MHzFL335より下(区域によりFL215以上・FL335より下)
- 128.325MHz予備(Secondary)
- 120.575MHzFL335以上
- 120.750MHz予備(Secondary)
- 128.200MHzFL355以上(群馬・栃木・福島側の区域はFL335以上)
- 126.800MHz予備(Secondary)
- 133.025MHzFL335以上
- 134.400MHz予備(Secondary)
- 128.125MHzFL335以上
- 127.400MHz予備(Secondary)
セクターの区切り・周波数・高さは、AIPの改訂で変わります。実際の運用では、管制の指示で違う周波数になることがあります。
用語のかんたんな説明
- ATIS
- 空港の天気や使っている滑走路などを、くり返し流している放送。
- GND(Ground)
- 誘導路など、地上を走るときの管制。
- TWR(Tower)
- 離陸・着陸と、飛行場のすぐまわりの管制。
- DEP(Departure)
- 離陸したあと、上昇していく出発機の管制。
- APP(Approach)
- 空港に近づく到着機の進入の管制。新潟では、AIPの業務名は APP/ASR(ASRは空港監視レーダー)で、呼び出し名は Niigata Approach/Niigata Radar(新潟レーダー)。
- AFIS
- 飛行場対空援助。管制ではなく、飛行場の気象などの情報を伝える。
- 主(Primary)
- AIPで「(1) Primary」の印がある周波数。
- 管制圏
- 管制塔(TWR)が受け持つ、空港のまわりの空域。新潟は空港から半径5NM(約9km)・3,000フィート以下。
- 進入管制区
- アプローチ(APP)・デパーチャー(DEP)が受け持つ、空港のまわりの広い空域。
- 情報圏
- AFISの飛行場で、飛行場の情報を伝える空域。松本は空港から半径5NM(9km)・5,000フィート以下。
- ACC(コントロール)
- 航空交通管制部。空港から離れた上空(航空路)を管制する。呼び出し名は Tokyo Control(東京)・Kobe Control(神戸)・Fukuoka Control(福岡)。
- セクター
- 航空路の管制で、空を区切った区域。セクターごとに周波数が違う。T33 などの記号はAIPのもの。
- FL
- フライトレベル。高い空での高さの表し方で、FL335 は約33,500フィート。
- NM
- 海里(ノーティカルマイル)。1NM は約1.85km。
- 予備(Secondary)
- AIPで「Secondary」とされている周波数。
【情報元】
管制などの周波数:国土交通省航空局のAIP(航空路誌。SWIM portalで提供)の2026年10月1日発効分・10月29日発効分で確認しています(2026年10月19日確認)。運用時間は、AIPの時刻(UTC)を日本時間に直して記載しています。
周波数の使い分け(区域・高さなど)と航空路の区域:同じAIPの各空港の空域・通信・空港の決まり・進入図の部分、航空交通業務の部分(GEN 3.3)、航空路の部分(ENR 2.1)で確認しています(2026年10月20日確認)。図は運営者が作成しました(海岸線:Natural Earth)。
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【受信するときの注意(電波法)】
航空無線を受信機で聞くこと自体は、電波法第59条で禁じられていません。
ただし同条は、特定の相手方に対して行われる無線通信を傍受して、その存在や内容を他人に漏らすこと、窃用すること(発信者や受信者の意思に反して自分や他人のために利用すること)を禁じており、違反には罰則があります(電波法第109条)。
交信を録音してSNSや動画サイトに載せることが、同条の「漏らす」にあたるかどうかは、判断が分かれています。航空無線は、同じ周波数を受信するすべての人に向けた通信で、相手を名指しする(呼び出し名で呼ぶ)のは用途の便宜上のものだ、という見解もあります。同じ空域にいる航空機が交信を聞いて周りの状況をつかむ意味合いもあるので、同条の「特定の相手方に対して行われる無線通信」にはあたらない、という考え方です。
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